このサイトに掲載されている別荘は、全て建築家甲村健一の設計したデザインです。

癒しの場所としての別荘・週末住宅

　「別荘」といえば一般的に、「熱海・軽井沢・箱根・伊豆などの都会から距離をおいた自然溢れる所にあり、都会で疲れた体を癒してくれる場所。」というイメージでしょう。手に入るものならばぜひ欲しいですが、「庶民の私たちにはなかなか手の届かない代物」というのもまた別荘のイメージです。都会で生活する人にとって、別荘とはある種「非日常」の空間であり、またそれが求められる場所であるといえるでしょう。家族や友人たちと共に同じ時を過ごす「日常」の空間に癒される方も多いとは思いますが、それとは反対に雑多な生活環境から一時的に逃避させてくれる「非日常」の空間に癒しを求める方がいるのも決しておかしな話ではありません。

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別荘・週末住宅がもたらす「非日常」

また冒頭にもあるように、求めるものが「都会から距離をおいた」「疲れた体を癒してくれる」場所であるとするならば、これは決して別荘に限った話ではなくなってきます。つまり私たちが普段生活する家の中にも「非日常」の場面を描くことは可能であるということです。よってこのホームページは熱海/軽井沢/箱根/伊豆の別荘に関して「非日常」というキーワードの元に私たちが考えていることを述べていきたいと思いますので、別荘について知りたい方や購入をお考えの方にはぜひ読んでいただきたいと思います。そして「自分の家のなかにちょっとだけ日常から離れた場所をつくりたい。」とお考えの方にも参考までにぜひ読んでいただきたいと思います。

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「森泉山麓の家」軽井沢のケース

弊社設計の物件で軽井沢にたつ「森泉山麓の家」を通して話をしていきたいと思います。まずこの家は軽井沢の森にたつ建物で、道路からはかなり高い場所に位置しています。建物から見ると窓が見られない真っ黒な表情をしています。そして道路からこの建物に辿り着くまでには、木製の長い外階段を登っていきます。弊社の別荘は熱海/軽井沢/箱根/伊豆などの起伏に富んだ敷地でも有効にランドスケープデザインを計画します。

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非日常を演出するランドスケープ

別荘に辿り着くまでの長い歩行距離や、その行程で目に飛び込んでくる建物らしからぬ建物の表情など、非日常的な空間への導入部分に十分な距離と印象とを与えることが効果的であると思います。道路からあっさりと別荘の中に入れてしまうと、未知の場所に足を踏み入れるときのような高揚感がまったくなくなってしまいます。

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景色・風景を切り取る大開口

室内に入ると軽井沢の森を望む大きな開口部があります。この開口部は壁の中に完全に引き込むことができるので、室内と室外とを一体化することもできます。また室内の床や天井の黒く塗装された木板には、そこから見える風景を引き締める効果があります。そして開口部の外にあるデッキは森に突き出すようなかたちをしており、森の木々の手が届くような感覚をもたらしてくれます。例えば、軽井沢や箱根は森の風景を、熱海や伊豆では海の風景を敷地ごとに切り取る風景が異なります。

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非日常的な体験

熱海/軽井沢/箱根/伊豆などの別荘が多く建てられている場所は都市をは大きく異なります。手を伸ばせば鼻の先に森林や太平洋などの大自然に触れることができます。都市生活者にとってこれだけの自然と触れ合うことは非日常的な体験といえます。その体験を十分すぎるほどに助長してあげることが、別荘のような建物の場合には重要であると思います。だからこそ熱海/軽井沢/箱根/伊豆などの別荘を建築予定の方は建物に手を抜いてはいけません。いくら環境が良くても、その立地を活かしきれない空間では、わざわざ遠くの場所に別荘を建てる意味がないからです。弊社の別荘建築は熱海/軽井沢/箱根/伊豆などの個性豊かな敷地をより有効に活かす設計を行うことができます。

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木ルーバーによる非日常の演出

写真で縞模様にみえているのは、このルーバーの間から差し込んだ無数の細長い光です。幻想的な光の陰影は非日常的な空間を演出します。その奥には緑豊かな森林の木漏れ日を見て取れます。別荘はこのような都市では感じ得ない非日常的な体験をもたらす場所です。写真は軽井沢の森林ですが、箱根や伊豆では海を楽しむことができます。これこそが別荘の魅力だといえないでしょうか。

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別荘の露天風呂

別荘の醍醐味の一つに露天風呂があると思います。非日常の体験として、美しい風景を一望できる露天風呂は日々の疲れを癒してくれます。旅館やホテルのような空間性を独り占めできる時間はとても貴重なものになると思います。弊社は露天風呂や半露天風呂のような浴室を多く設計しています。その経験からお施主様のご期待に添える浴室空間を数多く提案しています。

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屋根の勾配にあわせて勾配をつけた天井

建物は平屋建てなので、通常の住宅であれば天井高さはせいぜい2.3ｍから高くて2.7ｍ程度といったところです。しかしこの建物では屋根の勾配にあわせて勾配をつけた天井となっており、一番高いところで3.8ｍとかなり高い天井となっています。
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人を包み込むようなやさしい印象

日常の生活環境では、同じ種類のものであればどれも概ね同じような大きさをもっています。それは建物の場合も同じで、よくある広さ・高さ・深さというものがあります。それよりも少しだけ大きくしたり小さくしたりすると、それだけで不思議な感覚を覚える空間となります。この建物の場合は通常の住宅よりも大きなスケールをもっており、人を包み込むようなやさしい印象を与えてくれます。

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